肝臓系 血液検査

総蛋白は高くても低くても要注意!正常にするための改善法をご紹介します

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総蛋白値

健康診断を受けると、日頃あまり気にしない項目の値についても知ることになります。それが隠れた疾病や体の状態に気づくきっかけとなります。

普段気にしないからこそ、健康診断で分かった値で体の状態が分かると言っても過言ではありません。

今回は検査項目の中でも高い・低い総蛋白が気になる方必見!総蛋白の改善法と原因についてご紹介します。

高い総蛋白の改善策

あまり耳にすることがない総蛋白ですが、総蛋白が高い場合の数値は、8,0~8,4が「要注意値」・8,5以上が「異常値」です。

つまり、8,0を超えた数値だった場合何らかの改善が求められます。
まずは、総蛋白が高い場合の原因と改善策についてご紹介します。

高い総蛋白から考えられる疾病

総蛋白の結果が高い場合に考えられる疾病や状態にはこういったものがあります。

  • 体調不良
  • 脱水症
  • 高たんぱく血症
  • 多発性骨髄症
  • 肝硬変
  • 高蛋白血症

体調不良や食生活の乱れから一時的に高い総蛋白値が計測されることもありますが、原因がその他の疾病だった場合早めに治療を開始すると共に生活習慣を正すことが必要となります。

高蛋白を防ぐために

高蛋白を防ぐために必要なのは、食事療法です。
特に意識すべきは「塩分を控えた食事」と「タンパク質摂取量の制限」です。

そもそも高タンパクの食事は、低タンパクの食事と比較して早死にリスクが高いと言われています。
もちろん体型やライフスタイルによっても異なりますが、低タンパクを維持する生活を保つことが健康促進効果に加えて長生きの秘訣とも言われています。

また、適度な運動も高蛋白質から重篤化しやすい疾病を予防する効果があります。ストレス解消にも効果的なので、無理のない範囲で取り入れてみましょう。

低い総蛋白の改善策

総蛋白値が低い場合の数値は、6,1~6,4が「要注意値」・6,0以下が「異常値」です。
続いて、総蛋白が低い場合の原因と改善策についてご紹介します。

低い総蛋白から考えられる疾病

  • 体調不良
  • 遺伝
  • 栄養不足
  • 低たんぱく血症
  • ネフローゼ症候群
  • 肝臓疾患
  • 蛋白喪失性胃腸症
  • 悪性腫瘍

肝臓で合成されることから、肝臓の疾病に伴う異常数値が大半です。また、不要になったタンパク質を吸収するための消化器系の疾患も考えられます。

この中でもネフローゼ症候群は、尿に多量のタンパク質が出てしまう状態を指します。
血液中のタンパクが減少することで低たんぱく血症となり、むくみや腹水に繋がります。

腎不全や血栓症(肺梗塞・心筋梗塞・脳梗塞など)などに繋がる危険性があることから早めの治療が必要となります。
ちなみに治療法は安静や塩分制限などの対症療法とステロイド剤を用いた原因治療が行われます。

サプリで総蛋白を上げる

総蛋白が低くお悩みの方は、肝臓に何らかの疾患あるいは食生活の改善が必要な方が大半です。

毎日が忙しく、なかなかバランスを意識した食生活を送ることができない方でも効率的にタンパク質を摂取することができるとサプリメントが愛用されています。

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食事で総蛋白を正常値にするためにできること

私たちの体は、毎日口にするものでできています。だからこそ、必要な栄養素が不足することにより、健康を損ない数値の悪化にも繋がります。

食事で総蛋白をキープするために意識すべきこととは何でしょうか?

タンパク質不足のサインを見逃さない!

通常タンパク質が不足する大きな要因は食生活の乱れだと言われています。

私たち日本人が1日あたりに必要と言われるタンパク質量は、成人男性で50g・成人女性で40gです。
さらに、日頃から運動をしている方はより多くのタンパク質を必要としており、自分の体やライフスタイルに合わせた量のタンパク質を摂取する必要があります。

しかし、近年では食事の栄養バランスが乱れ、タンパク不足に陥りやすくなっているのも事実です。

  • ダイエットで低カロリーを意識
  • 食事はバランスを考えず、外食が多い
  • 添加物の多い食事

現代人にはよくある食生活ですが、これらの食生活は、タンパク質不足の大きな原因になります。
タンパク質が低下すると、総蛋白値が低下するだけでなく、体からのサインを感じるようになります。

  • 肌や髪のトラブル
  • 集中力の低下
  • 筋力量の低下

このようなサインを感じた場合、食生活の改善の必要性があると考えましょう。

高い総蛋白値が気になる場合

総蛋白値が高い場合には、タンパク質摂取量を抑えながら必要な栄養素を摂取する必要があります。
ただ、ここで注意すべきはタンパク質摂取量を減らすのであって、食事の総カロリーを減らす食事ではないということです。

総蛋白値が高い方の中には栄養不足や体調不良が原因になっていることもあります。この場合は、食生活を見直すことで改善されます。ただ、慢性肝炎など肝臓の機能低下が原因となっている場合もあります。その場合には、禁酒に加えた食生活改善が必要となります。
意識すべきバランスとしては

  • 主食(ごはん・パン)
  • 主菜(魚・肉・卵・大豆製品)
  • 副菜(野菜)×2

という、一般的なバランスの良い食生活です。

ただ、脂質や塩分を抑え、肝臓・腎臓に極力負担をかけない食事であることが重要となります。つまり、外食や添加物の多い食事などは避け、栄養バランスの取れた食事である必要があります。

低い総蛋白値が気になる場合

総蛋白値が低い原因が疾病にある場合には、専門機関を受診し治療を受ける必要があります。
ただ、総蛋白値が低い場合にまず改善すべきことは食生活です。なぜなら、総蛋白値の低下は栄養不足・低栄養状態にある場合に起きやすいからです。

総蛋白値を上げるためには、上質なタンパク質を多く含む食材を採ることが重要となります。
タンパク質を多く含む主な食材には以下のものがあります。

  • 肉類
  • 魚介類
  • 卵類
  • 大豆製品
  • 乳製品

タンパク質を効果的に摂取するためには、一つのタンパク質に限定して摂取するのではなく、いくつかの食材を組み合わせることが良いとされています。
そのため、上に挙げた食材を意識的に摂取すると同時に、「バランス」よく摂取することが重要となります。

参考にしたい「アミノ酸スコア」って何?

タンパク質を摂取しなければいけない、あるいはタンパク質摂取量を減らす必要があるなど総蛋白値によって食生活の改善が求められます。
ただ、ここで疑問となるのが「具体的に何をどのぐらい食べればよいのか」ということ。

栄養についての知識がある方でない限り、栄養価についてあまり知らない方が大半でしょう。

タンパク質補給・減少メニューを考える際に参考にしたいのが「アミノ酸スコア」です。
アミノ酸スコアとは、アミノ酸のバランスを数値化したものです。つまりタンパク質の栄養価を表しています。

口にしやすいタンパク質をあげてみると、

  • 豚肉(ロース)100
  • 牛肉(ロース)100
  • あじ     100
  • さんま    100
  • 大豆     100
  • 玄米     64
  • キャベツ   53
  • トマト    51
  • しいたけ   78

などがあります。
バランスが良いものほど高い数値となります。最高値が100で、数値が高いほど単体でバランスよくタンパク質を補給することができます。

ただ、一つの食材ばかりを摂取しても効果がなく特に、動物性食品ばかりを摂取していると過剰摂取になりかねません。あくまでバランスよく摂取することが重要です。

総蛋白値から分かること

普段、コレステロール値や血圧については「基準値を超えてはいけない」という意識が働きますが、総蛋白値に関してはあまり知る機会がありません。
ここでは、総蛋白値についてご紹介しましょう。

総蛋白を知る

総蛋白とは、血液中に含まれる蛋白濃度のことを指します。タンパク質は、肉や魚・牛乳・豆類など複数の食品に含まれています。
食品から摂取した総蛋白は、消化管内で分類され、20種類以上のアミノ酸となって肝臓に運ばれていきます。肝臓でアルブミンとグロブリンに再合成されて、体内の血液中に流されていきます。

  • アルブミン…栄養を維持する働き
  • グロブリン…免疫防御の働き

この2つは、体の維持に欠かすことのできない重要なタンパク質です。

同様に健康診断の検査項目である血圧やコレステロールといえば、高いことがNGとされています。

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それに対して総蛋白は、高くても高くても何らかの症状や疾患に繋がる可能性があることから、健康を維持するためには一定の値をキープする必要があるのです。

アルブミンとは何か?

体内のタンパク質は主にアルブミンとグロブリンの2種類だとご紹介しましたが、これらの2つの中でも特に重要なのがアルブミンです。なんと、アルブミンは総蛋白の約67%、過半数以上を占めています。

肝臓でつくられるアルブミンは、血液中の割合が低下するとむくみや腹水の原因になります。
また、甲状腺疾患や炎症性疾患、栄養状態が悪化すると低値になりやすくなります。
アルブミンの値=g/dl
で計測され、基準値(正常値)は4,0以上。これ以下の場合には何らかの疾病あるいは栄養不足が考えられます。
アルブミンの値が低い診断された場合には、油断せずに専門医を受診することをオススメします。

参考
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肝臓と総蛋白

肝臓は私たちの体の中でも特に大きい臓器で、成人だと1,200~1,500gほどの重さになります。

大きさだけでなく、肝臓は重要な役割を担う臓器です。消化官にて吸収された栄養素を分解・合成して血液に送り出すことはもちろん、アルコールや薬物、最近などの分解や解毒を行うなど幅広い働きを担っています。

それだけ重要な役割を担う肝臓ですが、「沈黙の臓器」とも言われ、異常値や何か障害が起こったとしても自覚しづらいという特徴があります。
これはつまり、何か知らの症状を感じたときにはすでに悪化しているという怖さがあるということです。

総蛋白と貧血の関係性

貧血を訴える女性は多く、実は貧血と認識している人以外にも日本人女性の3人に1人は隠れ貧血だと言われています。

貧血=鉄不足と考えられてきたこともあり、貧血は鉄を摂取することで改善できると思いがちです。しかし、最近では食品や鉄剤を服用しても改善されない人が増えてきました。
これは、貧血の原因が総蛋白にあるからということが分かっています。

女性が貧血になりやすい原因には、月経があります。月に1度血液を失うことで、鉄だけでなく蛋白を失うことから不足してしまうのです。

そのため、貧血でお悩みの方は鉄に限らず蛋白値を上げることを意識しましょう。

もう総蛋白で不安にならない!食生活で改善する重要性

健康診断等で数値に異常があると、普段気にしていなくても不安を感じるもの。特に蛋白についてはあまり普段気にする機会がないからこそ急に異常値を診断されても焦ってしまいますよね。

もちろん原因が肝臓や腎臓などの疾病に関わる場合も考えられるので、その場合には専門医を受診の上適切な治療を受ける必要があります。
ただ、大半の方は食生活の乱れや生活習慣が総蛋白の異常値に繋がっていることからも、日々の暮らしを見直すことが重要となります。

総蛋白値が異常値と診断された場合、まずすべきことは食生活の改善です。
無理をしすぎると継続することができないので、無理のない範囲で食生活を見直してみましょう。

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イガラシ

イガラシ

管理人のイガラシと申します。薬剤師の資格を持ち、総合病院や調剤薬局に勤めていた経験もある健康のプロです。そんな私がこのサイトを立ち上げたのは、健康診断の大切さや必要性をみなさんに知って欲しいからです。「元気の手引き」では、健康診断の結果で身体のどこが悪いのか、数値が悪かった時はどうすれば良いのかなど分かりやすく解説しているので是非、お役立てください。

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