肝臓系 血液検査

γ-GTP値が異常値に!正常値に戻すためのポイントを知っておきましょう

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γGTP値

仕事をしていると、1年に1度のペースで健康診断を受けて健康状態をチェックする方が多いでしょう。もちろん自主的に健康診断を受ける方もいらっしゃるかもしれません。

健康診断を受けると、様々な検査を受け健康である判定を受け安心することができます。しかし同時に、数値が悪いと心配になるものですよね。

今回は健康診断項目の中でも、γ-GTP値の異常値や気になる方必見!γ-GTPを正常化するために知っておきたいポイントをご紹介します。

γ-GTPを下げたい!正常値にするためにできること

よほど健康を意識している方でない限り、γ-GTPはあまり聞き馴染みのない検査項目でしょう。

健康診断を受け、γ-GTPが高い、異常値と診断された場合に正常値にするためにできることはあるのでしょうか?

アルコール摂取の制限

γ-GTPが基準値を超えている場合、一番に考えられるのがアルコール摂取による肝臓への負担です。

日常的にアルコールを摂取している方は、常に肝臓への負担を考えると同時に肝臓は「沈黙の臓器」と言われるほど症状が表れにくい怖さがあることを頭の片隅に置いておかなければいけません。

それもそのはず、アルコールは適量であれば問題ないものの、日常的な過剰摂取は確実に肝臓のみならず体に負担を与えます。これは、アルコールは過剰摂取することでアセトアルデヒドという人体にとって悪影響となる猛毒に変化するからです。飲酒後、二日酔いやだるさが起こるのはこのアセトアルデヒドによるものです。

さらに、アルコールが変化したアセトアルデヒドは、肝臓の細胞を攻撃する習性があります。アルコール摂取後は、アセトアルデヒドによる攻撃を受けながら分解処理を行います。この過程で肝臓が傷つき、細胞などからγ-GTPが放出されることから数値が上昇します。

日常的にアルコールを摂取している自覚がある方は、飲みすぎを控えることはもちろん、週に数回はアルコールを摂取しない休肝日を設ける必要があります。

食生活の見直し・改善

私たちは普段、食事から栄養を補うことで健康を保っています。つまり「何を食べるか」がとても重要で、γ-GTPの数値を食生活の見直し・改善で下げることもできます。

肝臓自体の働きを高めるために効果的な食べ物は「しじみ」や「しじみ」です。しじみや牡蠣には、オルニチンや亜鉛、タウリンなどが多く含まれていることから、肝臓の働きを活性化させることができます。

ただ、実際食事でこれらをしじみや牡蠣から取り入れるのはごく少量で、より効果的に摂取するためにはサプリメント等の服用が勧められています。

肝臓に良い、γ-GTPを下げる食材のみを取り入れるだけではなく、食生活全般を改善することが必要です。
コンビニ食やファーストフード等などの添加物過剰な食事や時間不規則な食事などはしていませんか?忙しい毎日を送る中で難しいとはいえ、偏りや乱れの改善を意識しましょう。

さらに食材で言うと、豆腐や卵などの良質なタンパク質を摂取し、必須アミノ酸を意識的に取り入れましょう。
また同時に、肝臓の機能が低下すると、ビタミンを体内に蓄積する働きが低下することから、ビタミンC・ビタミンEや亜鉛、カルシウムなども必要となります。

適度な運動

運動不足は、健康を損なうことはもちろんのこと脂肪肝や肥満の大きな要因となります。

脂肪肝や肥満はγ-GTPの上昇と大きく関係していることから日常的に運動をして防ぐ努力が必要です。

体重や見た目で肥満ではないと思っていても、体の内部では脂肪肝・内蔵脂肪が蓄積されて「隠れ肥満」になっている可能性を考えると、全ての方が例外とは言い切れません。
もとより適度な運動は肥満防止のみならず健康を保つために重要だということを忘れてはいけません。

とはいえ、日常的に運動をしていない方が急に激しい運動を始めると体に負担がかかり怪我等の原因にもなり得ます。
重要なのは継続して続けること、そのために負担になりすぎないことです。

ウォーキングやスイミング、ストレッチなどストレス発散にもなりえるものを選びましょう。
運動の時間を設けるのが難しいという方には、

  • 通勤(通学)時に一駅分歩く
  • 早歩きで歩く
  • 階段を利用する
  • 姿勢を意識する

など生活に無理なく取り入れることから始めてみましょう。

こういった運動は、γ-GTPを下げるだけでなく、高血圧予防や動脈硬化予防など病気によるリスク全般の防止に繋がることからも習慣づけましょう。

参考
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サプリメントを取り入れる

食生活でもご紹介したように、しじみや牡蠣に含まれるオルニチンや亜鉛、タウリンには肝臓をサポートする成分が豊富に含まれていて意識的に摂取したいところ。
ただ、食材から摂取するには限界があり、そういったことからもサプリメントからの摂取が勧められています。

料金的な面だけでなく、1日数粒摂取するだけという手軽さもサプリメントならではの魅力と言えます。
ただ、肝機能が低下している場合にはサプリメント摂取が負担となることも、そのため、γ-GTP値が異常値(200以上~)で専門医にかかっている場合等はサプリメント服用についても医師による判断を仰ぐことをおすすめします。

レバニズム-L

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γ-GTPが異常値の方以外にも、肝機能に不安を感じている方、アルコールを日常的に摂取している方から人気のレバニズム-Lは、肝機能サポートサプリメントの中でもトップクラスの人気を誇ります。

しじみのオルニチン、必須アミノ酸、牡蠣の亜鉛、アイザメ肝油に含まれるスクワレン、ビタミンB、ビタミンE等肝臓の働きに効果的な成分が複数含まれています。

口コミにも「飲み始めてから体に変化を感じた」「数値が改善した」などといった評価の高いものが多くγ-GTPを気にする方には試す価値があるサプリメントです。

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オルニパワーZnプラス

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オルニパワーZnプラスには、オルニチン800㎎、亜鉛12mg、アスタキサンチン1.8㎎が含まれ、手軽に肝臓サポート成分を摂取することができます。

国内生産にこだわって作られているので、安全性も確保されているのも選ばれる理由と言えます。

肝機能低下を感じている方はもちろん、アルコール摂取後のだるさや体調不良を感じる方にもおすすめです。

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γ-GTPを下げたいあなたが知っておくべきγ-GTPとは?

そもそも、γ-GTPとは何なのだろう?おそらくそう疑問に思われている方もいらっしゃるかと思います。
γ-GTPとは何なのか?γ-GTPの基本についてご紹介します。

肝臓の働きを知る

そもそも、肝臓の働きについて考えたことはありますか?

肝臓は「アルコールを分解するための臓器」だと考えられがちですが、食事から摂取したアミノ酸や糖質、脂質を代謝したり造血したり、アンモニアを尿素に返還させたり…とさまざまな役割を担っています。

その機能は分かっているだけでも500以上。私たちが考えているよりもはるかに重要な役割であることが分かります。

それと同時に、肝臓の働きに支障が出た場合、あるいは肝臓が病に侵された場合に考えられる体の不調はどれほどのものなのか怖いと感じるほどです。

沈黙の臓器

先でも少しご紹介したように、肝臓は沈黙の臓器と言われています。肝臓の機能低下や病気は、痛み等の自覚症状がないままに進行することが多く、特に肝臓病は「サイレントキラー」とも言われているほど。

そのため、重篤化を防ぐためには定期的な検診や自身での予防が必要不可欠です。
特に専門的な知識がなくても、γ-GTPとは何か?異常値は?という基本事項は覚えておきたいところですね。

γ-GTPとは何か

γ-GTP(ガンマーグルタミルトランスペプチターゼ)とは、肝臓の機能に関わる酵素のことを指します。

肝機能の検査を受けると、γ-GTPと並んで「AST(GOT)」や「ALT(GPT)」などの項目についても検査内容となりますが、中でもγ-GTPは解毒作用に深く関係する酵素で、肝臓の細胞表面の毛細胆管に分布しています。

参考
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そのため、肝臓病などで肝臓や胆管の細胞が壊れると、血液中に大量のγ-GTPが放出されることから、「逸脱酵素」とも言われています。

ただ、血液中にγ-GTPが多くなったからといって、γ-GTP自体が悪い影響を及ぼすなどの心配はありません。γ-GTP値は肝臓や胆管、十二指腸に至る胆道系の異常を示す指標として用いられています。

γ-GTPが高くなるのはどんなとき?

γ-GTPが高くなり、異常値を示している場合に考えられる病気は「急性肝炎・慢性肝炎・アルコール性肝炎・薬物性肝炎・肝硬変・肝臓がん・胆道疾患(結石・がん・胆のうや胆管の炎症)・すい臓がん」などがあります。

ただ、こういった病気の状態の場合には当然他の肝機能項目でも以上が発見されるのが一般的です。

他の肝機能項目は正常で肝機能自体には問題がない場合に考えられる原因は一つ。

「アルコールの過剰摂取」です。これは、アルコールと肝臓は密接な間柄にあることを示しています。
あるいは、他の疾病により薬を長期間服用している場合にもγ-GTPが高くなることも考えられます。

γ-GTPの数値 基準値・異常値とは?

ではどれぐらいの数値であれば異常値と判断できるのでしょうか?
まずは基準値から見てみましょう。

単位(U/L)

基準値 注意 要注意
50以下 51~100以下 101以上

ちなみにこのIU/Lとは、International Unit/リットルの略で、国際単位となっています。

続いて異常値ですが、γ-GTPの数値で注意が必要となるのは100 IU/L以上です。
もちろん基準値である50 IU/L・30 IU/Lを超えた時点で注意すべきなのですが、検査時に100 IU/Lを超えた場合には、脂肪肝が進行している危険性があります。

一時的に基準値を超えることはあっても、100 IU/Lであれば、病的状態と判断されます。
さらに200 IU/L以上となった場合には、アルコールの過剰摂取のみならず胆石や胆道がんによって胆道が詰まっている危険性があります。

500 IU/L以上になると、さらに危険度は増し、胆道が詰まって悪化する黄疸、あるいは急激な上昇の原因がアルコールだった場合には大量のアルコール摂取による急性アルコール中毒状態にあると考えられます。

補足として、γ-GTPが問題視されるのは基準値よりも高い場合のみで、基準値を下回っている場合には問題ありません。
100 IU/Lを超えた時点でアルコール摂取を控える、あるいは禁酒、200 IU/L以上になると専門医の受診が必要となります。

アルコール摂取以外の可能性

γ-GTPが異常値となる方の大半はアルコールを日常的に摂取している方ですが、ごくまれにアルコールを摂取していない方でもγ-GTPが異常値となる方もいます。

考えられるのは、肝臓病や胆石、胆道系がん、原発性胆汁性肝硬変などの疾病の方、あるいは抗てんかん薬や向精神薬、ステロイドを日常的に服用している場合にも、γ-GTPの値が上昇します。これは、薬によって肝細胞が破壊され、γ-GTPが血液中に放出してしまうからです。

γ-GTPが上昇すると自覚症状はあるのか?

γ-GTPの上昇があっても、軽度であれば自覚症状はありません。

もちろん、一般的な原因であるアルコール摂取の場合には「アルコールを飲みすぎた」ことで吐き気や頭痛などの症状があったとしてもそれはあくまでアルコール摂取による症状であって、γ-GTPを自覚するものとは言えません。

ただ、γ-GTP値が200IU/Lを超え、重度になると疲れが取れない、全身のだるさや発熱・嘔吐・腹痛・下痢などの症状が表れます。さらに悪化すると吐血や下血による胃腸からの出血、むくみ、腹水などが起こります。

γ-GTP が高い場合、関連する検査項目はある?

γ-GTPが高く異常値を示している場合、「AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)」・「ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)」についても関連して検査することが多いようです。

これは、γ-GTPの異常値の原因を追究するために必要な検査で、ASTの数値が高値でALTの数値が中等度であれば「アルコール性肝炎」、γ-GTPは軽度だがAST・ALTが中等度なのであれば、「慢性肝炎」や「肝硬変」の疑いがあると判断されます。

γ-GTP と女性ホルモンの関係性

基準値を見ても、男性が50IU/Lであるのに対し女性は30IU/Lと女性の方が下回っていることが分かります。
これは女性ホルモンの分泌が大きく関係しています。

実は、γ-GTPの数値は、女性ホルモンが多いと低く算出されます。女性ホルモンが多い女性の方が男性よりもγ-GTP基準値が低いことにも納得ではないでしょうか。

自分の体は自分で守る・γ-GTP を下げる!を実現するためにやるべきこと

人はいつでも健康でいたいもの。だからこそ、健康診断などで思わぬ指摘や異常値が明らかになると途端に不安を感じてしまいますよね。

ただ、軽度の異常値でかつアルコール摂取が原因の場合には節酒や禁酒を心がけて肝臓への負担を軽減すれば数値を正常値に戻すことは決して難しいことではありません。
既に大幅な異常値になっている場合、他の疾病が考えられる場合には専門医を受診し、治療と共に生活習慣の見直しを行うことで、γ-GTPを下げる努力を行っていきましょう。

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イガラシ

イガラシ

管理人のイガラシと申します。薬剤師の資格を持ち、総合病院や調剤薬局に勤めていた経験もある健康のプロです。そんな私がこのサイトを立ち上げたのは、健康診断の大切さや必要性をみなさんに知って欲しいからです。「元気の手引き」では、健康診断の結果で身体のどこが悪いのか、数値が悪かった時はどうすれば良いのかなど分かりやすく解説しているので是非、お役立てください。

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